2017年02月10日

基礎工事・・・コンクリート配合計画書とコンクリート納入書

2017,02,01の青木設計の家づくりブログの記事の転載です。
既にお読みいただいた方は、重複して申し訳ありません。


コンクリートの強度とスランプを指定すると、
プラントは、コンクリート配合計画書を作成してくれます。

コンクリート配合計画書には、強度やスランプと共に、
セメント・骨材・水などの材料や、その配合を記載してあります。
産地や、材料ごとの品質データ、そして混和剤などのデータ、
また、指定強度での、水セメント比も解ります。

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コンクリート納入書は、生コン車と一緒に現場に持参される納品伝票です。
このコンクリート納入書の中にも、強度やスランプの記載があり、
生コンクリートの内容の確認ができるのですが、ここで大事なことがあります。
備考欄に、配合計画書bェ印字されていることです。

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コンクリートは、配合計画書によって、品質が明確にされているわけですから、
現場で打設される生コンクリートの品質が担保できることになります。

プラントで生コンクリートを作るに当たっては、
今では、その配合は、コンピューター管理されています。
コンピューターが、配合計画書通りに生コンを作りました、という意味で、
配合計画書b納入書備考欄に印字するシステムになっているわけです。

ですので、コンクリート配合計画書とコンクリート納入書は、
コンクリートの性能を示す、セットで大事な書類です。

昔は、官公庁物件でないと、納入書に配合計画書bフ印字は、してもらえませんでした。
最近では、JIS規格であれば、何も言わなくても、納入書に配合計画書bフ印字が入ります。

JIS規格で守られているので問題無し、と済ましてしまいがちですが、
コンクリート配合計画書と納入書は、ぜひセットで残しておきたいものです。
posted by 青木正剛 at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

基礎工事・・・捨てコン

2017,01,26の青木設計の家づくりブログの記事の転載です。
既にお読みいただいた方は、重複して申し訳ありません。


捨てコンは、捨てコンクリートの略称です。
基礎コンクリートと砕石事業との間に打設される、
厚み5cm程度の無筋コンクリートです。

捨てコンに墨出しをして、型枠を立てていくことになります。
基礎躯体形状の精度に関わる、以外に重要な部位でもあります。

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基礎配筋は、鉄筋のかぶりを確保するために、
サイコロと呼ばれるコンクリート製のスペーサーを鉄筋下にかませます。
その場合、捨てコン上のサイコロは精度良くかぶりが確保できます。
捨てコンがない部分は、砕石面にサイコロをかますため、
どうしても沈み込みのリスクが高くなります。
ですので、精度の信頼性は、全域捨てコンの方が、信頼性が高まります。
また、べた基礎ベース底面の鉄筋のかぶりを補助する効果も期待できます。

べた基礎では、ベース全域に打設する場合と、
外周部だけに打設する場合があります。
経済的には、外周部だけの方が工事費を抑えられますが、
ベース全域に捨コンを打設した方が、圧倒的に施工性は良くなります。
posted by 青木正剛 at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月08日

基礎工事・・・コンクリート

2017,01,25の青木設計の家づくりブログの記事の転載です。
既にお読みいただいた方は、重複して申し訳ありません。


住宅基礎の基礎コンクリートの設計基準強度は、21が一般的です。
単位は、N/muとなります。
青木設計でも、基礎コンクリートは、通常21を設計基準強度としています。

実際の打設強度はというと、一年中27で打設しています。
(ただ、お施主さんから、より高い強度希望がある場合は、30も使用します。)

日本建築学会の建築工事標準仕様書JASS5コンクリート工事では、
コンクリート打設時の気温により補正が決められています。
冬の最も寒い時期は、6補正、その前後の時期が3補正です。
また、夏の暑い時期には、暑中コンクリートと言って、6補正となります。
打設強度27であれば、一年中、設計基準強度21をクリアできることになります。

コンクリートの材料指定は、JIS規格品で強度指定をすることで行っています。
生コンクリートを作って出荷するプラントは、JIS認定工場の認定を取り、
プラントごとに、それぞれの基準強度で、コンクリートのJIS規格を取得しています。

プラントごとに、材料の産地や配合などが、微妙に違うようですが、
コンクリートの強度や品質は、JIS規格で守られている訳です。

コンクリートのJIS規格の取得では、強度と比例してで水セメント比も決まっています。
水セメント比は、強度が高くなるにつれて、数値が小さくなり、品質としては良質になります。
耐久性が高くなり目安として水セメント比55%以下と言われています。
プラントにより差は有るようですが、
基準強度27で、水セメント54%ぐらいが多いようです。

春秋は、温度補正が無くなりますので、
ほんとは、打設強度を設計基準強度のままで良いのですが、
基準強度21で打設しようとすると、水セメント比が悪くなってしまいます。
それで、水セメント比を重視する観点で、年中、基準強度27で打設するようにしています。

家の長寿命化を目指すのであれば、水セメント比は55%以下にしておきたいです。
posted by 青木正剛 at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする