2017年02月08日

基礎工事・・・コンクリート

2017,01,25の青木設計の家づくりブログの記事の転載です。
既にお読みいただいた方は、重複して申し訳ありません。


住宅基礎の基礎コンクリートの設計基準強度は、21が一般的です。
単位は、N/muとなります。
青木設計でも、基礎コンクリートは、通常21を設計基準強度としています。

実際の打設強度はというと、一年中27で打設しています。
(ただ、お施主さんから、より高い強度希望がある場合は、30も使用します。)

日本建築学会の建築工事標準仕様書JASS5コンクリート工事では、
コンクリート打設時の気温により補正が決められています。
冬の最も寒い時期は、6補正、その前後の時期が3補正です。
また、夏の暑い時期には、暑中コンクリートと言って、6補正となります。
打設強度27であれば、一年中、設計基準強度21をクリアできることになります。

コンクリートの材料指定は、JIS規格品で強度指定をすることで行っています。
生コンクリートを作って出荷するプラントは、JIS認定工場の認定を取り、
プラントごとに、それぞれの基準強度で、コンクリートのJIS規格を取得しています。

プラントごとに、材料の産地や配合などが、微妙に違うようですが、
コンクリートの強度や品質は、JIS規格で守られている訳です。

コンクリートのJIS規格の取得では、強度と比例してで水セメント比も決まっています。
水セメント比は、強度が高くなるにつれて、数値が小さくなり、品質としては良質になります。
耐久性が高くなり目安として水セメント比55%以下と言われています。
プラントにより差は有るようですが、
基準強度27で、水セメント54%ぐらいが多いようです。

春秋は、温度補正が無くなりますので、
ほんとは、打設強度を設計基準強度のままで良いのですが、
基準強度21で打設しようとすると、水セメント比が悪くなってしまいます。
それで、水セメント比を重視する観点で、年中、基準強度27で打設するようにしています。

家の長寿命化を目指すのであれば、水セメント比は55%以下にしておきたいです。
posted by 青木正剛 at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

地盤改良工事・・・表層改良

2017,01,05の青木設計の家づくりブログの記事の転載です。
既にお読みいただいた方は、重複して申し訳ありません。


表層改良は、浅層改良の代表的な工法です。
支持層が深さ2mぐらいまでの浅い位置で確保できるの場合に採用します。
重機を使い、セメント系固化材を現場の土壌と混ぜて撹拌し、地盤の強度を高めます。

固化材と撹拌された土壌は、締固め転圧をしながら床付けを行います。
支持層までが深くなればなるほど、改良エリアが広くなればなるほど、土量が増えるため、
固化材との撹拌や、改良土の締固め転圧の施工性が、より厳しくなります。

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支持層が浅い場合は、当然表層改良が選択されますが、
2mぐらいの支持層になる場合は、施工性や価格の問題で、
柱状改良などの杭状の改良工法がベター場合も多くあります。

個人的には、深さ1m以内の場合は、表層改良の問題ないと思いますが、
それより深い場合は、支持層を2mぐらいで杭状の改良工法が選択可能か、検討します。
価格もそうですが、施工性による信頼性も、充分検討しておきたいところです。
posted by 青木正剛 at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月07日

地盤改良工事・・・ピュアパイル工法

2016,12,26の青木設計の家づくりブログの記事の転載です。
既にお読みいただいた方は、重複して申し訳ありません。


ピュアパイル工法は、深層改良工法の一つで、
小規模建築物等を対象する杭状地盤改良工法です。
最近は、柱状改良(ソイルセメントコラム工法)に代わって増えてきています。

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この工法は、セメントミルクを地中で、200φの杭状に固化させます。
柱状改良のように、現場の土と撹拌を行わず、
純粋にセメントミルクのみで杭状体をつくります。
地盤種別に影響されないため、品質が安定し、高強度を発揮します。

施工性もシンプルなため、柱状改良に比べて工期短縮ができます。
また、柱状改良に比べ、発生残土も少なく、コスト面でも有利となります。
柱状改良の弱点を補うように開発された工法と言えるかもしれません。

ただ、ピュアパイルは、杭頭に水平力を負担させる設計はできません。
基礎杭工事としてではなく、あくまで、地盤改良工事としての利用となります。

施工要領としては、所定深度まで、ロッドを回転圧入し、
その後、セメントミルクを吐出しながら杭状体を形成しますので、
工程としても無駄がなく、施工性は良いです。

深さ3m程度、総本数40本弱のピュアパイルの施工工程は、1日で済みました。
柱状改良だと2日掛かることが多いので、やはり速い印象です。
現場立ち合いをしてみて、なかなかスピーディーで、施工性の良さを実感できました。

建築物としては軽い部類の木造住宅などには、適している工法と思います。
posted by 青木正剛 at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする