2011年11月06日

みえ木造塾2011第6回、速水林業大田賀山林見学

昨日は、みえ木造塾2011第6回があり、三重県紀北町へ行ってきました。
会場は、速水林業大田賀山林です。

まず速水社長さんの、「地球にやさしい森と木材」という講座をお聞きし、
後半は、日本で初めてFSC認証を取得した大田賀山林の見学をさせていただきました。

私は日頃、建築用材に関わる部分で木や山を見てきました。
勉強会や見学会でも、同じような視点で見ていました。
でも、昨日は、もっとグローバルなお話しをお聞きすることができました。
21世紀木のキーワードは、「環境」、それは、地球の命を守る、ことだと。

日本に入ってくる木の2割は、違法伐採だと言われているそうです。
知らず知らずのうちに、海外の環境破壊に貢献してしまっていることは、とても悲しいです。
「せめて紙ぐらいは、FSC認証の紙を使ってください。」おっしゃってみえました。

日本の森林は2,500万haあるそうですが、速水社長さんは、1,000haの山を所有しているそうです。
林業経営の質問に、「1,000haの山があっても、林業経営は難しい。」と返答されてました。
この言葉は、現在の日本の山の状況を象徴しているのかもしれません。

大田賀山林の中を、速水社長さんの説明をお聞きしながら、みんなで歩きました。
FSC認証は、針葉樹と一緒に生えてくる広葉樹や下草の状況まで、基準があるようです。
広葉樹や下草がすごくしっかり植生していて、とても綺麗な森林でした。

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広葉樹を説明される中で、
「広葉樹は、エリアを独占する性質も持っているので、最近のなんでも広葉樹という傾向は間違いだ。」
最近、森の多様性の中では、広葉樹がもてはやされていますが、
「えー、そうだったんだ。」と思いながら説明を聞いておりました。

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下草のシダ類は、人の背丈近くあります。
ちょっと気になり、きこりさんの施業に影響なないのですか?とお聞きすると、
さすがに、「非常に仕事がやり難いです。」と、速水林業の番頭さんが答えてくれました。

健全な生態系を守るためには、人の手間は逃れられないということなのでしょうか。
posted by 青木正剛 at 19:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 勉強会・見学会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「日本に入ってくる木の2割は違法伐採だと・・・」
知らないことでしたが、何とも言えないものがこみ上げて
きますね。
Posted by 石川忠紀 at 2011年11月07日 13:55
違法伐採は、もうなくなってきているのかと、私も思っていました。
でも、どうも現在進行形のようです。
違法伐採に関わる業者は、結構大きな組織であったりするようです。
正規の伐採も違法伐採も、木としての品質は変わらない、
だからこそ、意識が大切なんだと。
意識し、広げなくては社会としては意味がないんだなあと感じます。
知らず知らずのうちに環境破壊に貢献しているのは、
なんとも気持ち良いものではありません。
Posted by 青木 at 2011年11月07日 14:34
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