2017年03月09日

基礎工事・・・コンクリートのスランプ試験

生コンクリートを現場に納入してもらうにあたっては、
事前に、基準強度とスランプを、プラントに指定しています。

そして、その生コンクリートの品質検査をするのが、スランプ試験です。

円錐形で高さ30CMのコーンに生コンを詰め、静かに垂直方向に引き抜きます。
すると、自重で頂部が垂れ下がることになりますが、その下がる長さがスランプです。
生コンが柔らかいほど、大きな数値になります。
スランプの数値は流動性(ワーカビリティー)を示すこととなります。

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スランプ試験では、生コンクリートのスランプを試験し、
空気量、コンクリート温度、気温などを測定し、記録します。
さらにオプションになりますが、塩化物含有量の検査も合わせて行います。
コンクリート強度については、生コンの状態では、強度試験はできません。。
強度試験用のサンプルピースも、その場で取ります。
1セット3本で2セット取り、1週と4週で、強度試験をしてもらっています。

試験を担当するのは、プラントから派遣されたコンクリート技師さん。
スランプ試験の依頼をすれば、試験道具一式を持って、現場に来てくれます。
この試験自体を、第3者の検査機関に依頼さているケースも、稀にあります。

コンクリート打設に先だって、
コンクリート納入書がコンクリート配合計画書と合っているか確認し、
現場で生コン車1台目の生コンのサンプルを取りし、試験をします。
やるかやらないは、オプションで、有料の試験となります。

木造住宅の基礎コンクリートでは、JIS規格で指定していることもあり、
スランプ試験をやらない方が一般的ではありますが、
ベース時か立上り時のどちらか一回はスランプ試験を行うようにし、
品質を確認し、強度試験の結果データも残しておくようにすると良いと思います。
posted by 青木正剛 at 21:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月01日

安価な耐震改修工法講習会2017

今日は、2017年の安価な耐震改修工法講習会がありました。
愛知建築地震災害軽減システム研究協議会(減災協)主催の講習会です。
毎年開催されていますが、私も、これで6年連続の出席となりました。

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今年も、参加者には、「木造住宅 低コスト 耐震補強の手引き」が配布されました。
今年は、またまた冊子の厚みが増しました。

A工法と呼ばれている減災協オリジナル評価の工法の進化は素晴らしいです。
安価で汎用的な、構造用合板がメインの工法ですが、
施工性を意識して、かゆいところに手が届く工法と言えます。

ちゃんと実験をして耐力確認をし、妥当な基準耐力の明示がされています。
今回特徴的なのは、合板入隅の、勝ち側と負け側の両方の耐力が盛り込まれたこと。
また、土壁部の補強がし易いように、間柱無しや裏桟無しの仕様が充実しています。
多用な部分開口有りも網羅されているのは、
実務に即した研究開発がされていることを物語っています。

数年前からの傾向ですが、補助金対象工法として採用する県が増えているようです。
その結果、減災協には、他県からの質疑も増えているそうです。
実務に有効なのは、自然と広がりを持つものなのでしょうね。
posted by 青木正剛 at 19:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強会・見学会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする