2016年10月31日

ジベルばら色粃糠疹

中一になる息子が、お腹と足に発心ができて、皮膚科で診てもらいました。
私自身も、じんましんやら、風疹やら、水ぼうそうやら、
発疹は一通り経験していますが、どことなく、違った印象でした。

診察結果は、「ジベルばら色粃糠疹」
初めて聞く病名です。
ネットで検索してみると、思いのほか情報が出てきます。

診察に付き添った家内の話では、先生の机の上に厚い本が置いてあり、
その本の附せ印付きのページを開いて、症例写真で説明をしていただいたとのこと。
どうも、相当数の患者さんがいそうな感じです。

発疹がひどくなければ、基本的には、1〜2ケ月掛かって自然治癒する病気のようです。
ですので、発疹用の塗り薬をもらっただけです。
うちの子の場合は、今のところ、かゆみもほとんどなく、軽症ではあるようです。

主に10代から30代半ばが、かかることが多いようで、
原因については解らないことが多く、特効薬もないようです。
感染力は弱いようで、家族間感染も心配はないみたいです。

じゃあ、どうしてかかったのか?
感染症っぽいけど、感染症ではないのか?

昔は無かった病気が増えているのでしょうか?

食べ物のせいなのか?住環境のせいなのか?それとも、もっと他のもの?
自然の循環システムに回帰した方が無難な気がしてなりません。
子供たちの未来は、安心安全な生活であってほしい。
posted by 青木正剛 at 19:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月18日

接合金物

木造軸組工法の住宅において、
接合金物は、部材の継手仕口部の耐力を高める補助部材です。

現在では、多種多様の接合金物がありますが、その用途別に分類ができます。
柱の引き抜き金物、部材別の専用金物、梁桁類の仕口・継手金物などです。
一部、使い方が併用できる金物もあります。

柱の接合金物は、平成12年に法律として、明確に制定されました。
軸組工法の耐震力を考える上で、ものすごく大きな法律の改正でした。
状況に応じて必要とされる強度や施工性に配慮した研究開発が進み、
柱の接合金物は、最も新商品の多い金物となっています。

部材別の金物の代表は、筋かい金物です。
昔は、筋かい金物は法律で規定されていませんでした。
法律制定前に、住宅金融公庫の仕様書で、筋かいに金物指定がありました。
筋かい金物を世に普及させたのは、住宅金融公庫融資物件であったとも言えます。
今では、筋かい金物の付けていない筋かいは、強度自体、正式に認められません。
また、土台のアンカーボルトや、垂木を固定する金物なども部材別の金物の一つです。
最近では、免震や制震金物なども有ります。
こちらの方は、接合補助というより、もっと目的や機能を追求した金物です。
今後さらなる研究開発が進む分野かもしれません。
個人的には、非常に注目しています。

梁桁類の仕口・継手金物は、羽子板ボルトや短冊金物などです。
継手仕口は、木と木が抜け難くなる形状で組み合わされていますが、
プレカットで採用されている標準的な継手仕口では、
それだけでは、大きな耐力を持っている訳ではありません。
補助金物が金物が、抜け難くなる様、耐力補強し、継手仕口の信頼性を高めています。

最近では、金物接合と言われる金物を介して接合する工法も出てきています。
補助金物というよりは、その金物を介して二つの部材を繋ぐ、れっきとした接合部材と言えます。
その場合、木の加工は、スリット・穴・座彫りなどのシンプルな加工で済むのが特徴です。
基本的にはプレカットで、片側の材に金物が付けられた状態で現場へ搬入されます。
合理的な接合方法とは言えますが、日本の伝統の継手仕口からは、かけ離れていきます。
ですので、木造住宅をどの様に考えるかで、評価も変わる部分かもしれません。

私は、在来軸組工法においては、プレカットであっても、
木と木がかみ合う接合方法が良いのではないかと思っています。
感覚的ではありますが、その方が、粘り強い軸組には向いているように思います。
ですので、使用する継手・仕口の金物は、あくまで接合補助金物です。
また、追っ掛け大栓継ぎ・金輪継ぎ・渡り顎などの伝統系の継手仕口は、
加工が難しく、プレカットではほとんど採用されていませんが、
耐力も高く、粘り強さも期待できます。
伝統系の継手仕口も、もっと有効に活用していければと思っています。

耐震等級3などの構造設計をしようとすると、耐震力を高め、建物をより固くすることになります。
その場合、主要な軸組において、継手仕口の耐力が、より高く求められます。
接合金物を含め、構造軸組を隠してしまう造りでは、考える必要はないところですが、
木組みを見せる造りでは、接合金物を、いかに見せいないようにするかに、腐心しています。
構造耐力をするために重要な金物ではありますが、露出するのは、やはり無粋です。
木組みの心地良い住空間には、無粋な要素は、極力避けたいと考えています。

最近は、使い勝手も良い、多種多様な接合金物が出ています。
耐震性能の高い木組み表しの設計をしている者にとっては、ほんとありがたいです。
posted by 青木正剛 at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月05日

木造住宅の現場を管理すること

建築現場のカンリには、監理と管理があります。
監理は、私たち建築士が行う業務です。
管理は、建設会社や工務店の現場監督が行う業務です。

大規模なビルでも、一般の木造住宅でも、管理するのは、現場監督です。

工事を円滑に進めるため、まず現場監督に求められるのは、「段取り」です。
監督は、施工計画・工程計画を立て、各工事の職人さんを手配します。
そして、作業内容、工程計画を指示し、作業後の確認を行います。

段取りの良し悪しは、工事品質に大きく関わってきます。
その先の工程を見据えた仕事がされなければ、
結果的に工事の質は落ちていくこととなるからです。

ビル系の建物では、現場監督は、基本的には現場常駐管理です。
規模により、常駐人数はまちまちです。

木造住宅では、一人の現場監督が、非常駐で複数棟を同時に担当します。
この兼務の状況や、家づくりの形態・内容によって、業務内容が違ってきます。
今では少なくなっていますが、棟梁大工が監督兼務という場合もあります。

建売住宅では、同じ場所で、同じ仕様、同じ造りで、複数棟を建てます。
建売住宅は、注文住宅に比べ、造る側からすると、圧倒的に手間の少ない住宅です。
ですので、一人の監督が、多くの棟数を同時に担当する傾向があります。

建売住宅に限らず、ローコストで大量生産型の家づくりでは、
一人の監督が、同時に10棟以上の棟数を担当する場合も少なくありません。
1棟当たりの管理経費が少なくなれば、それも、ローコスト化に貢献します。

しかし、実際には、棟数が多ければ、詳細な現場管理は不可能です。
おのずと、進捗管理と実行予算の管理がメインの仕事になります。
その分、それをサポートする下請けが重要となってくるわけです。

手間のかからない工事という点では、
新建材と言われるメーカーの既製品建材が優れています。
監督の施工計画の省力化や、職人の手間の省力化に大きく貢献します。

無垢材の造作材や、製作建具・造り付家具などを利用すれば、
手間と工期が掛かる仕様となります。
納まりや造り方が詳細な図面作成がされた設計事務所物件であれば、
現場監督の同時管理としては、3棟ぐらいが限界なのではないでしょうか。

無垢材・自然素材を生かし、
職人さんの技が生きる家づくりをするためには、
現場管理の仕事がとても重要です。
posted by 青木正剛 at 21:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする