2016年02月28日

石窯と薪を廃校で

今日は、家族で石窯ピザを楽しんできました。
場所は、新城市の旧作手村の旧菅守小学校。
自宅から名古屋高速にのり、そして東海環状自動車道の豊田松平ICを下りて、
国道301号線から、県道35号線を走ること約1時間半ちょっと。
途中からのどかな里山風県が続きます。
工程を楽しみながら、気持ちも盛り上がります。

主催者である樵の新城キッコリーズの田實さんのご挨拶をお聞きし、
エトセ工房の磯貝さんから石窯と薪の説明を受けました。
今日の薪は、広葉樹の山桜と、杉・ヒノキの針葉樹の2種類です。
石窯に薪をくべて、1時間ほどでピザが焼けるようになります。

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その間に学校の裏山を散策しました。
杉・ヒノキ・松などの針葉樹と、コナラやカシ類などの広葉樹が混合しています。
視界も良く、距離もほどほどで、歩きやすい山です。
子供連れの家族が散策するには最適な感じです。
もともと学校が所有していた山であったそうです。
(今は新城市所有となっているそうです。)

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お昼ごはんには、石窯で焼いたピザをいただきました。
ピザも、丸まった生地から、自分たちで伸ばして、具の盛り付けと味付けをし、
そして、教えていただきながら、自分たちで石窯で焼きました。
参加家族1枚づつのピザは、美味しくて、あっという間に食べてしまいました。
ピザはもちろん、焼くまでの工程も、美味しさを盛り立てます。
石窯の中の薪の火は、なんとも言えない温かさです。
合計40枚のピザを焼くのに、広葉樹・針葉樹とも薪2束づつを使ったそうです。

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その後、つくで田舎レストラン「すがもり」でジビエ料理をいただきました。
旧菅守小学校の食堂が、土日で営業されているのが「すがもり」です。
シカ肉ハンバーグ定食としし鍋定食を注文しました。
ハンバーグはちょっとクセがありますので、好き嫌いは出そうです。
しし鍋のしし肉は、ちょっと固さはありますが、臭みも無くおしかったです。
赤味噌仕立ての鍋は、ご飯が進みます。

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自然豊かな里山で、地元の木から取れた薪をくべた石窯でピザを焼いて食べる。
里山の恵みから燃料を得て食事をする。
とても豊かな体験でした。
posted by 青木正剛 at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月11日

木造住宅の内部建具

木造住宅の内部建具というと、
一般的には、新建材建具が標準的となっています。
新建材建具は、建材メーカーの既製品建具の俗称です。

新建材は、工場で大量生産するメリットを追求した商品です。
最近の新建材建具は、なかなかよくできています。
汎用クラスのものは、だいたいが印刷シートが仕上げとなっていますが、
この印刷技術の進歩には、目を見張るものがあります。

無垢積層材仕様のものもありますが、値段の方は、かなり高くなります。
新建材建具は、枠とセット品ですので、
専用枠を取り付ければ、建具工事まで完結できますので、
手間や工期の省力化に貢献する部分は大きいものがあります。

カタログの定価は、結構良い値が付いていますが、
量販品は値引率も大きく、工事費を抑える効果も高くなっています。
量産型の家づくりで標準仕様になっている所以でもあります。

それに比べ、製作建具は、手間が掛かるのが大きな特徴です。
枠は、無垢材を利用し、大工さんが造り、
それを建具屋さんが、現場採寸して、一本一本製作します。

結果的に、工期も掛かり、予算アップの要因の一つではあります。
しかし、その風合いや味わいは、何とも言えない良さがあります。

経年で色付き、傷や汚れまで味わいに変えてしまうのは、素材の持っている力です。
初期不良が出やすいことは、弱点の一つではありますが、
逆に、補修しながら使うことによって、耐久性が高く長く愛着の持てるものとなります。
既製品建具では、期待できない部分です。

製作建具は、無垢材で作る場合や、シナ合板などの突き板合板で作る場合などあります。
無垢材は、スプルス・タモ・米松系などの外材による場合と、
杉・ヒノキなどの国産材による場合があります。

国産の建具用材料が廃れた時期もありましたが、
最近では、気軽に国産材を用いることができます。
国産の杉やヒノキの製作建具は、かなりポピュラーになってきています。

私も、地域材を利用した杉の製作建具をお勧めしています。
価格はちょっと高くはなりますが、地域材ヒノキも利用可能です。
竣工間際に、建具が吊り込まれると、室内の雰囲気が一変します。
お施主さんにも、ちょっと感動していただけるのが嬉しいところです。

現物で体感しないと解り難い部分ではありますが、
質感の良さ・素材感の良さは格別です。
無垢材の製作建具は、木の家らしさを求める上で、大切な要素となります。
posted by 青木正剛 at 12:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月07日

愛知建築士会名南支部主催建築家講演会2016

昨日は、愛知建築士会名南支部主催建築家講演会2016に参加してきました。
講師は、杉下均さんと佐々木敏彦さん。

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お二方とも、日常での生活での感性を大事にされてみえました。
作品性を追い求めている素振りも見えず、
上質で品のある住宅をつくり続けられています。

外と内の関係を追求される杉下さん。
お施主案との人間関係を家づくりに具現化する佐々木さん。
言葉からは小さな作品性の匂いは感じませんが、
実際の建物は研ぎ澄まされたディテールで、非常に洗練された家づくりです。

杉下さんのお話から、住空間の陰影について考え直してみたくなりました。
また、街に配慮して外観を決めるという話は、興味深かったです。

佐々木さんの「街の定食屋さん」の話しは、面白かったです。
住まいの近く、現場の近くなど、一見ひっそりと、
まだまだいたるところで、定食屋さんは残っているようです。

それと、「魚フライ定食と言えば鯵フライでしょ。」
という話は、ハッとする感じがしました。
知らない間に、魚フライが遠い異国の地の深海魚になっていたりする現実は、
今の世の流れを象徴しているなあと、改めて感じました。

こういうことは、家づくりの世界でも他人ごとではない様に感じました。
日常の生活の中での感性を、つくり手も住まい手ももっと大事にしないと。

お二人の先生から共通して感じたことは、思い入れとエネルギーの強さ。
才能に恵まれた方々が高い意識を持ち続けられているのを目の当たりにし、
今一度、自分はもっともっと強い思いとエネルギーを持ち続けないといけないなと感じました。
posted by 青木正剛 at 16:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強会・見学会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする