2015年12月24日

和室から和庭のモミジを眺める

和室から眺めるモミジの紅葉が綺麗です。
金城草屋根の家のお施主さんから写真をいただきました。

最近では和室も和庭も少なくなってしまいました。
こちらの裏庭は小さな坪庭風の和庭ですが、
ちゃんと造園屋さんに庭づくりしていただいています。

image1.jpeg

image2.jpeg

木製縦格子の囲い塀を設け、
常緑樹と落葉樹をバランス良く配置しながら、
石や地被類で演出しています。
和庭には四季が似合います。
落ち葉にも愛着を感じてしまいます。

今年の紅葉は、より綺麗に感じられたそうです。
そう感じるのも、四季の移ろいがあってこそなのかもしれません。

大きな和室は要りません。
和庭も小さなもので充分です。
家の中に、四季の移ろいを演出してみませんか。
posted by 青木正剛 at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月04日

丸太買いから材使い・儀賀住建さん

先日、打合せかたがた、儀賀住建さんの土場にお邪魔してきました。
桟積み状態の杉とヒノキが増えていました。
折しも切り旬、また、丸太を購入されたそうです。
知り合いの材木店さん協力のもと、山の市場でのセリ買いの丸太です。

IMG_2482.JPG

IMG_2483.JPG

IMG_2484.JPG

良い丸太を、直接山から購入し、挽いて、乾燥させて、
上手に材取りして、製材加工して使う。
カウンター材や建具材や家具材、そして綺麗な材に利用します。

昔は、そういう工務店もちょこちょこありましたが、
最近では、珍しいこととなってしまいました。
場所・手間・先行投資。
今は、いかに減らすかが重要視されている部分です。
どちらかと言うと、好き者の世界と言っても良いのかもしれません。

費用面では、良い物が、かなりお値打ちに利用出来るようです。
でも、誰でも出来ることではありません。
丸太を見る目、そして、どう挽いて、どう使うか。
経験も技も要る世界です。

IMG_2487.JPG

IMG_2488.JPG

IMG_2491.JPG

IMG_2492.JPG

丸太を歩留まり良く利用するには、
いかに端っこまで使い切るかがポイントです。

お金を掛けて不良在庫化するリスクは、いつも隣合わせです。
木が好きでないとできません。
木のことを熟知していないとできません。

自分が、もし大工さんだったら、楽しそうではありますが、
でも、自分だったら、本当にチャレンジできたのだろうか・・・?
posted by 青木正剛 at 18:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月02日

木材加工施設等現地研修会

先日、木材加工施設等現地研修会に参加してきました。
愛知県林務課さん主催の研修会・見学会です。
地域の森林の整備と地域材活用が目的の研修会です。

午前は、東海木材市場の大口市場と
同じ敷地内にある東海プレカットの工場見学。
そして、大口町立北保育園の現場見学。
午後は雨片桐銘木の工場とショウルームの見学です。

大口市場は、私は初めて行きました。
講座では、大口市場のこれまでの経緯を教えていただきました。
木材価格や商い量の変遷など、興味深かったです。

CIMG4926.JPG

CIMG4952.JPG

以前は、木材の取扱い内容が、役物だけだったようですが、
真壁納まりの減少とともに、役物の販売が減り、
今では、並材を多く扱うようになってきているそうです。

それでも、土場の方には、高そうな丸太が何本も置いてありました。
扱い量はさすがに減っているそうですが、大径の木曽檜もありました。
さすが、大口市場といったところです。
木が好きな建築士としては、在庫されている木材を見るのは楽しいです。

CIMG4970.JPG

CIMG4973.JPG

プレカット工場の見学では、
ドイツのフンデガー製プレカットマシンが入っていました。
大断面集成材の加工もできる優秀な機械です。
来春には、もう1台増える予定とのことでした。

追っ掛け大栓継ぎ、渡り顎、登り梁など、
伝統系接ぎ手・仕口が加工できることが有名ですが、
どうも、そういうことを意識しているのは、
伝統構法好きの者だけなのかもしれません。

住宅でのこのフンデガー製プレカットマシンを利用するのは、
直角以外のプランや複雑な形状の、いかにも現代風な住宅の場合が多いようです。
もともと東海プレカットさんは、
真壁納まりや丸太使いを好む工務店さんとの付き合いが多い会社です。
以前から、工場での大工さん手刻み併用で、プレカット業務をされてきています。
今回も、工場の中で、丸太の刻みが大工さんによって行われていました。
当然と言えば当然なのかもしれません。

CIMG4986.JPG

大口町立北保育園は、町立の木造の保育園舎です。
まだ、工事中でしたが、外観には、和瓦が葺いてありました。
官が造る建物も、節目を迎えているのだなあと感じました。
個人的には、子供の生活する空間は、木造が良いように思っています。

CIMG5003.JPG

CIMG5053.JPG

CIMG5054.JPG

CIMG5057.JPG

片桐銘木さんは、突板加工や集成材加工の会社です。
節の無い綺麗な木材から1mm以下の突板を作り、
それを基材のMDFに貼り付け化粧パネルとし、
その化粧パネルをホワイトウッド集成材の芯材に貼り付けて、
化粧材を作る工程を見学しました。
なんともすごい加工技術です。
無垢好きの私としては、「別に節があっても、・・・」
と、思わず突っ込みを入れたくなるところです。

CIMG5010.JPG

CIMG5028.JPG

CIMG5033.JPG

また、愛知県産材も含め、指定の材でJASの構造用集成材を製造されていました。
こちらの方は、キャパの関係で、オーダー品のみの対応とのことです。
愛知県産材の構造用集成材の一般の流通品は、まだ、出回っていませんが、
いずれ、そういう体制も整ってくるのだろうと感じました。
posted by 青木正剛 at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強会・見学会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする