2015年10月29日

土壁と木組みでつくる・・・豊橋上野町の家、完成見学会

土壁と木組みでつくる・・・豊橋上野町の家
完成見学会のお知らせです。

日時:平成27年11月7日(土)・8日(日)
午前9時から午後4時

場所:愛知県豊橋市

CIMG3693.JPG

CIMG3487.JPG

豊橋上野町の家は、土壁と木組みを生かした家づくりです。
外壁部には、70mm厚の土壁を付けています。
室内は基本的に木組み表し、真壁納まりで漆喰塗りです。
天井は、杉厚板の踏み天方式で、貼り天井部分も必要最低限に抑えました。
木の家らしい仕様の家となっています。

CIMG3556.JPG

CIMG3623.JPG

仕上げ材から下地様で含め、無垢材・自然素材を用いています。
調湿・蓄熱機能を大切にした家づくりです。
各部の通気・換気を大切にしています。
屋根・壁・床の断熱材はパーフェクトバリアです。
調湿性能の高さと、防腐防蟻の薬剤処理が要らないことを重視しました。

外壁部は土壁ですが、漏気対策にも配慮しています。
最近の高気密住宅とは、一線を画した造りです。
五感で感じる空気感・素材感が優しい住空間です。

CIMG3651.JPG

CIMG3664.JPG

伝統的継手仕口を用いた木組み表しの造りは、現代の民家といった風合いです。
構造の安心感を確保しながら、綺麗で上品な木組みを目指しました。

伝統の技を利用していますが、耐震性は、等級3に高めてあります。
耐震性については、土壁にモイスTMを併用し、
水平構面の構造部材は、無垢材にこだわった構造計画をしています。

CIMG3572.JPG

CIMG3547.JPG

今回、木組み表しに、ヒノキ丸太も用いました。
大工さんの持つ伝統の技が、住空間を上質に演出してくれています。

構造材から、下地材・造作材、建具材・造り付け家具材に至るまで、
三河産の地域材、杉・ヒノキを中心に、三河産の地域材を利用しています。
一部ですが、サワラやケヤキも利用しました。
全て、三河の地元の材です。

CIMG3530.JPG

CIMG3670.JPG

木の家が大好きなお施主さんのこだわりを、ようやく形にすることができました。
木の家にご興味を感じていただいている方のご参加をお待ちいたします。


施工:株式会社 望月工務店

木材・家具材・木製建具:株式会社杉生

設計監理:青木設計


ご参加いただける方は、
住所・氏名・連絡先・見学予定日を明記の上、
事前にお申し込みをお願いいたします。
その後、現地の地図をお送りさせていただきます

お施主さんのご好意で、完成見学会を開かせていただきます。
下記の事項にご注意をお願いいたします。
1、建物を傷つけないよう、汚さないよう、ご配慮をお願いいたします。
2、小さなお子さんの自由行動は禁止とさせてください。
  難しいお年頃の場合は、入場はご遠慮下さい。
3、場内に駐車場はご用意できません。
  公共交通機関、もしくは、近隣の公共駐車場をご利用ください。

連絡先:青木設計 青木正剛
TEL・FAX:052−831−2313
Email:aoki-seigou@mug.biglobe.ne.jp
posted by 青木正剛 at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月12日

だみね城まつり

昨日は、家族でだみね城まつりに行って来ました。
設楽町田峯という地域のお祭りです。
主な会場は、田夆城、田夆観音、田夆小学校など。

設楽町ですが、街道を、車で偶然通ったことはあっても、
設楽町のどこかを目的地にしたことは初めてです。

場所も、認識がちょっとずれていました。
単なる私の思い違いなのですが。
自分の頭の中では、名古屋から走って行って、
稲武町を過ぎたら、ある、と思っておりました。
実際には、足助から車で南下すること、小一時間。
それも、ずっと山の中。
到着したら、想像以上に山の中でした。

あまり前知識も無く行ったのですが、
思いのほか良い感じです。
「愛知県内に、こんな山村地域があったんだ。」
というのが、正直な感想です。
地元の方へ、「すいません。」

田夆城の物見台に登ると、360度、どこを向いても山です。
昨日は、雨の後の靄が立ち込め、
いかにも山らしい景色が綺麗でした。

IMG_2192.JPG

IMG_2221.JPG

IMG_2228.JPG

IMG_2203.JPG

お祭りでは、
鉄砲隊の演武や、地元の方のリコーダーの演奏など、
ほのぼのとしながらも、なかなか楽しい催しでした。
お昼は、地元の五平餅をいただきましたが、
これが、ジャンボな上に美味しかったです。

田夆観音の前には、田峯特産物直売所がありますので、
普段でも、特産物も購入でき、五平餅などが味わえそうです。
それに、山や山村の風景は、味わい高いものがあります。
田んぼ脇、実を付けた柿の木が、妙に絵になります。
愛知県内で、こんな素敵な山の風情があるとは。

IMG_2140.JPG

IMG_2142.JPG

IMG_2170.JPG

IMG_2179.JPG

昨日は、田峯小学校の木造校舎も公開されてました。
無垢材の廊下の床板無垢材。
材料は松だと思いますが、懐かしくもあり、
子供の学ぶ環境について考えさせてくれます。

2学年分の教室に、机と椅子がそれぞれ3〜4脚。
余計なお世話ですが、過疎化の流れを心配してしまいました。
ついつい職業柄、地域の農林業や何かの産業が活性化し、
都市部からも、人が入ってこれるようになれば、と思ったりします。
でも、デリケートな問題ですので、
私なぞがとやかく言うことではないのかもしれません。
でも、こういう山の暮らしが、そして日常が、
継続していく世の中であってほしいと、思わず願ってしまいます。

出かける前、小6になった子供と、
「そこは何が面白いの?」
と、多少の押し問答はありましたが、
結構家族で楽しめました。
良い体験ができました。
来て良かった、と思わせてくれる場所でした。
posted by 青木正剛 at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月05日

土壁と木組みでつくる家も完成間近です

豊橋上野町の土壁と木組みでつくる家、
完成に向け、いよいよ佳境に入っています。
内部の造作や造り付け家具などの大工工事もほぼ終わり、
外装・外構の造作もあと少しです。
製作建具も現場吊り込みのタイミングを待っています。

そして、内部の漆喰塗りが進んでいます。
荒壁やラスボードの上に下地こすりをすると表情が変わり、
仕上の漆喰塗りができると一気に室らしくなります。
そして、2階から床板の塗装も始まりました。

CIMG1374.JPG

CIMG2095.JPG

CIMG2105.JPG

今回は、仕様としては実にシンプルです。
床板はヒノキに、天井は杉板。
杉・ヒノキの軸組を真壁納まりで表しにして、
壁には漆喰塗りのコテ押え仕上げです。
そして、建具は、無垢材(杉・ヒノキ)の製作建具です。

無垢材と自然素材を使い、調湿性能にこだわっています。
仕上・下地部の合板はもとより、
構造用面材として有効性の高い構造用合板も不使用です。
構造計画では、筋かいも火打梁も用いず、
より軸組空間を活かしました。

構造躯体と杉厚板が、住空間を造り出し、
空間の素材としても効果を発揮しています。

漆喰塗りは、真壁納まりのコテ押さえ仕様です。
最も左官職人さんらしい仕事だと、私は思います。
建築業界では、一部とはいえ、左官仕上が見直されています。
ただ、塗り放し仕上であったり、DIY仕事など、
コテむらを残す仕事が多い状況です。
でも、コテ押さえなどのプロの仕事は、やはり上質です。
木組みの空間を、より質を高めてくれます。

大壁仕様の箇所は、収納や水回りに一部ありますが、
どこもかしこも、基本的には真壁納まりです。
構造躯体が空間の演出となりますので、
木組みは、木造設計者の腕の見せどころです。
と言いながら、
ドキドキしながら完成を迎えるのが正直なところです。

CIMG2139.JPG

CIMG2207.JPG

CIMG2162.JPG

建具が吊り込まれるのが楽しみです。
無垢材建具は素材に力があります。
吊り込みができると、一気に雰囲気が変わります。
この感じ、実際に体験しないとなかなか解り難い部分です。
お施主さんに体験していただくのを楽しみにしています。

もう一つ楽しみなのが、あかりです。
無垢材や漆喰塗りは、あかりが綺麗になります。
とてもしっとりした雰囲気になります。
電球色の照明器具が、とても相性が良いです。
壁や天井に反射するなんとも言えない、あかりの感じは、
こちらも、体験してみないと解らない部分です。

素材を生かすには、職人さんの技が不可欠です。
今年2月に上棟して、既に8ヶ月近く。
腕の良い職人さんたちの、丁寧な技の賜物です。
あと少し、最後の追い込みです。

お施主さんのご厚意により、完成見学会を予定しています。
詳細が決まりましたら、また告知させていただきます。
posted by 青木正剛 at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする